From matakagi @ gmail.com Sun May 7 10:31:32 2017 From: matakagi @ gmail.com (TAKAGI Masahiro) Date: Sun, 7 May 2017 10:31:32 +0900 Subject: [PHP-doc 1098] Re: internals2.variables.php In-Reply-To: References: Message-ID: 高木です。 On Wed, Apr 26, 2017 at 4:50 PM, HOTTA Michihide wrote: > 堀田です。 > > 必要に迫られて、 > http://php.net/manual/ja/internals2.variables.php > を訳しました。もし使えそうなところがあればお使いください。 > > https://drive.google.com/file/d/0B6UEL8Q6ZhJgaTVkei1GUE9wTHc/view?usp=sharing お待たせしました。いただいた案に少し手を加えたものを、先ほど取り込みました。 http://news.php.net/php.doc.ja/4694 原案とのdiffを添付しておきます。基本的には言い回しとか表記の微調整にとどめ ましたが、例のところだけはすこしいじってみました。 ================ @@ -952,11 +953,10 @@ 内部移動以外にも、エンジンではハッシュテーブルのマージ、コピー、比較といった API を提供しています。ハッカーはこれらのどの概念にも精通して - いなければなりません。この中にはハッカーapplying - には当てはまらない(訳注:得意としない?)範疇の概念もあるかもしれませんが、 - 言い換えると、HashTable API の機能を使えばハッカーは - コールバック関数を渡してそれをHashTable中のすべてのエントリで実行 - させることが可能だということです。 + いなければなりません。 + 関数の適用 (apply) という概念にはなじみがない人もいるかもしれません。 + 要するにこれは、HashTable API の機能を使ってコールバック関数を渡して、 + HashTable中のすべてのエントリでそれを実行させる仕組みのことです。 コピー、マージ、ソート ================ - 型定義とか関数名とかを見ればだいたい何のことかはわかるだろうけど、 関数適用はなじみのない人もいるかもしれませんね……。という文脈。 - lamens termsは「(ギョーカイ用語を使わず)簡単に言うと」みたい なイメージで。 - 原文は「ハッカーは…」「ハッカーなら…」といちいちうるさいので そのあたりをばっさりカット^^ という感じです。 -- TAKAGI Masahiro mailto:matakagi @ gmail.com -------------- next part -------------- 文字コード指定の無い添付文書を保管しました... 名前: index.xml.diff URL: From y @ hnw.jp Sun May 7 19:14:54 2017 From: y @ hnw.jp (Yoshio Hanawa) Date: Sun, 7 May 2017 19:14:54 +0900 Subject: [PHP-doc 1099] Re: internals2.variables.php In-Reply-To: References: Message-ID: はなわです。 > この構造体により、ある変数はいずれかひとつの型を持つことができ、そのデータは > zval_value共用体の中の適切なフィールドによって表現されている > ことがわかります。zval自体に型や参照回数と、その変数がまだ参照 > されているかどうかを示すフラグを持っています。 この最後の文ですが、zvalのメンバtype, refcount__gc, is_ref__gc の説明をしているかと思います。 refcount__gcはいわゆるリファレンスカウンタですから、この説明で正しいと思います。 ただ、紛らわしいことにis_ref__gc は参照カウンタの話題とは別の話題で、 zvalの中身がリファレンスかどうかを管理するものです。 ですから、下記のように修正した方が正確かと思います。 まだ参照されているかどうか→リファレンスかどうか ※PHPマニュアル全体として、「参照」「リファレンス」が混在しているので どちらにするかは若干悩ましい気もしました ※※このマニュアル自体がPHP 5時代のもので、PHP 7になってボチボチ変わったよ、 という情報もどこかに書いておいた方がいいかもしれません 2017年5月7日 10:31 TAKAGI Masahiro : > 高木です。 > > On Wed, Apr 26, 2017 at 4:50 PM, HOTTA Michihide > wrote: > > 堀田です。 > > > > 必要に迫られて、 > > http://php.net/manual/ja/internals2.variables.php > > を訳しました。もし使えそうなところがあればお使いください。 > > > > https://drive.google.com/file/d/0B6UEL8Q6ZhJgaTVkei1GUE9wTHc/ > view?usp=sharing > > お待たせしました。いただいた案に少し手を加えたものを、先ほど取り込みました。 > http://news.php.net/php.doc.ja/4694 > > 原案とのdiffを添付しておきます。基本的には言い回しとか表記の微調整にとどめ > ましたが、例のところだけはすこしいじってみました。 > > ================ > @@ -952,11 +953,10 @@ > > 内部移動以外にも、エンジンではハッシュテーブルのマージ、コピー、比較といった > API を提供しています。ハッカーはこれらのどの概念にも精通して > - いなければなりません。この中にはハッカーapplying > - には当てはまらない(訳注:得意としない?)範疇の概念もあるかもしれませんが、 > - 言い換えると、HashTable API の機能を使えばハッカーは > - コールバック関数を渡してそれをHashTable中のすべてのエントリで実行 > - させることが可能だということです。 > + いなければなりません。 > + 関数の適用 (apply) という概念にはなじみがない人もいるかもしれません。 > + 要するにこれは、HashTable API の機能を使ってコールバック関数を渡して、 > + HashTable中のすべてのエントリでそれを実行させる仕組みのことです。 > >
> コピー、マージ、ソート > ================ > > - 型定義とか関数名とかを見ればだいたい何のことかはわかるだろうけど、 > 関数適用はなじみのない人もいるかもしれませんね……。という文脈。 > > - lamens termsは「(ギョーカイ用語を使わず)簡単に言うと」みたい > なイメージで。 > > - 原文は「ハッカーは…」「ハッカーなら…」といちいちうるさいので > そのあたりをばっさりカット^^ > > という感じです。 > > -- > TAKAGI Masahiro mailto:matakagi @ gmail.com > > _______________________________________________ > PHP-doc mailing list > PHP-doc @ php.gr.jp > http://ml.php.gr.jp/mailman/listinfo/php-doc > > -------------- next part -------------- HTMLの添付ファイルを保管しました... URL: From matakagi @ gmail.com Mon May 8 07:50:59 2017 From: matakagi @ gmail.com (TAKAGI Masahiro) Date: Mon, 8 May 2017 07:50:59 +0900 Subject: [PHP-doc 1100] Re: internals2.variables.php In-Reply-To: References: Message-ID: 高木です。 2017-05-07 19:14 GMT+09:00 Yoshio Hanawa : > はなわです。 > >> この構造体により、ある変数はいずれかひとつの型を持つことができ、そのデータは >> zval_value共用体の中の適切なフィールドによって表現されている >> ことがわかります。zval自体に型や参照回数と、その変数がまだ参照 >> されているかどうかを示すフラグを持っています。 > > この最後の文ですが、zvalのメンバtype, refcount__gc, is_ref__gc の説明をしているかと思います。 > refcount__gcはいわゆるリファレンスカウンタですから、この説明で正しいと思います。 > ただ、紛らわしいことにis_ref__gc は参照カウンタの話題とは別の話題で、 > zvalの中身がリファレンスかどうかを管理するものです。 ああ、確かにそうですね。あわせて、構造体定義のコメントの訳も手を 加える必要がありますね。ちょっと今はさわれる環境にないので、後ほ ど改めて対応します。 > ですから、下記のように修正した方が正確かと思います。 > > まだ参照されているかどうか→リファレンスかどうか > > ※PHPマニュアル全体として、「参照」「リファレンス」が混在しているので > どちらにするかは若干悩ましい気もしました おっしゃるとおり全体としての整合性の問題はあるのですが、少なく とも同じページ内で refcount の ref と is_ref の ref が区別できないよう だとまずいので、is_ref のほうは「リファレンス」ということにして おきます。 > ※※このマニュアル自体がPHP 5時代のもので、PHP 7になってボチボチ変わったよ、 > という情報もどこかに書いておいた方がいいかもしれません いちおうこのあたりに PHP 5 時点の情報だということは言及されて いるのですが、 http://php.net/manual/ja/internals2.preface.php PHP 7 でいろいろ変わったよというコメントは欲しいところですね。 -- TAKAGI Masahiro mailto:matakagi @ gmail.com From matakagi @ gmail.com Tue May 9 05:32:06 2017 From: matakagi @ gmail.com (TAKAGI Masahiro) Date: Tue, 9 May 2017 05:32:06 +0900 Subject: [PHP-doc 1101] Re: internals2.variables.php In-Reply-To: References: Message-ID: 高木です。 2017-05-08 7:50 GMT+09:00 TAKAGI Masahiro : > 高木です。 > > 2017-05-07 19:14 GMT+09:00 Yoshio Hanawa : >> はなわです。 >> >>> この構造体により、ある変数はいずれかひとつの型を持つことができ、そのデータは >>> zval_value共用体の中の適切なフィールドによって表現されている >>> ことがわかります。zval自体に型や参照回数と、その変数がまだ参照 >>> されているかどうかを示すフラグを持っています。 >> >> この最後の文ですが、zvalのメンバtype, refcount__gc, is_ref__gc の説明をしているかと思います。 >> refcount__gcはいわゆるリファレンスカウンタですから、この説明で正しいと思います。 >> ただ、紛らわしいことにis_ref__gc は参照カウンタの話題とは別の話題で、 >> zvalの中身がリファレンスかどうかを管理するものです。 > > ああ、確かにそうですね。あわせて、構造体定義のコメントの訳も手を > 加える必要がありますね。ちょっと今はさわれる環境にないので、後ほ > ど改めて対応します。 というわけで、先ほど以下のように対応しました。 http://svn.php.net/viewvc/phpdoc/ja/trunk/internals2/variables/index.xml?r1=342457&r2=342476&pathrev=342476&diff_format=u -- TAKAGI Masahiro mailto:matakagi @ gmail.com