[PHP-users 5423] チュートリアルレポート

GUU php-users@php.gr.jp
Fri, 15 Feb 2002 14:59:13 +0900


皆様、こんにちは、GUUです。

「PHPからPostgreSQL/MySQLを利用してみよう」
「Java+RDBプログラミングにおける傾向と対策」
以上のセミナーを岡田@日本PHPユーザ会様の招待により行って参りました。
レポートをML宛に提出と言うことなので、こちらに投稿させていただきます。

■はじめに
私は、今まで小さなシステム開発会社で、VBのC/Sや、ASPによるイント
ラシステム等を中心に開発してきました(現在無職^^;;)。
PHPとの付き合いは、3週間程度の若輩者です。
まだ、先のことは大して考えていないのですが、SOHOで出来るのなら、そち
らで生計を立てたいなと、アマアマの考えの持ち主です。
その場合、中小企業はもとより、個人商店もお客にできたら、仕事として成り立
つのではないか?
そして、Windows + IIS + ASP + SQL Sserver Or Oracleというシステム構成よ
りLinux + Apache + PHP + PostgreSQL の方がはるかに導入コストが安いのでは?
貧乏なお客さんは、そっちの方が喜ぶのかな?という理由で、PHPの世界に足
を踏み入れました。

■PHPからPostgreSQL/MySQLを利用してみよう」
講師は、根元崇司氏です。若くて理知的な風采です。関係ないですが、かっこい
い方でした^^;;

対象が「初めてPHPからDBを使う方」となっていました。
講義の導入部分で、PHP経験のある人、DB経験のある人の挙手を求めていま
したが、以外に半数ぐらいはどちらも経験の無い方だったので、ちょっと面食ら
いました。
ここにいる方々は、システム開発に従事している方たちばかりだと思っていたの
で、PHP経験がなくとも、他の言語でDB操作は当たり前にやっているだろう
と思っていました。プログラム未経験も対象にしていたんですね。リサーチ不足
でした。
講義の方は、PHP、PostgreSQL、MySQLのインストール及び設定から始まりました。
この辺はさらっと流れていきましたが、「PHP/DB経験無し」の方々は同時に「イ
ンストール経験無し」だと思います。あまりにもさらっと終わったしまったんで、
その方たちが理解できたかどうか疑問が残りました。逆に経験者には、簡単すぎ
ると言うか、せめてよく使うコンパイルオプションやphp.ini設定のぐらいは詳
細な説明が欲しかったと思いました。
講義は進んで、SQLの基本形の構文に入りました。ここでの焦点はPostgres 
MySQLのSQL文の方言と言うか、実装差異みたいなことでした。ストーリーとして
はこの後に続く「だからPearを使いましょう」と言うことだったと思います。
私は、Pearの存在を知らず、自分でライブラリをちまちま書いていたので、有益
な情報だったと思います。「これを使えば、ほらDBの差異を吸収できるでしょ」
「DB変更時の移植性が高いでしょ」的な内容だったと思います。
今、開発しているソースを変更するのは、大変なので、次回は是非Pearを利用し
てみたいと思います。
根元先生、ありがとうございました。
講義後ロビーで紫系のフリースを着てタバコを吸っていたのが私です^^;;


■Java+RDBプログラミングにおける傾向と対策」
PHPとは関係が無い(?)のですが、こちらも受講させていただきました。
羽生章洋氏です。大柄な方だったと記憶しています。
こちらの講義は、PHPとは違い、コードが一切出現しなかったようです。
技術的な内容ではなく、設計(コーディング)思想的な話でした。
私は、JAVAに関しては、DBアクセス用のサンプルコード(書き写しではない)
を試しに作ってみたぐらいしか経験はありません
コードがバンバン出されても困ってしまうので、助かりました^^;;
羽生先生の講義を要約すると、「DBの機能は生かしきるべし、自分のコードより、
時間と大量な労力で作られた、DBの機能のほうが信頼性は高いし、なにより工数
を減らせる」と言うことでした。またそれを実践するには「細かいことが出来な
いライブラリーに頼るなSQLをガンガン書け!!」となりました。
ここまで来て、セオリーと違うなと感じましたが、「DBの入れ替えなんか滅多に
発生するものじゃない。DB依存性が高くたっていいじゃないか。移植性なんか考
える必要なし。顧客が欲しいのは安定したパフォーマンスの高いシステムなんだ」
と言う内容で、私は目から鱗状態でした。今までDBの移植性を最優先に考えてい
ました。その為、方言から逃れるためSQLで書けるものも、PGでちまちまコーディ
ングしていました。
そうなんだ!!一度運用に入ったDBを入れ替えるってどんな時だ?レアなケース
だしそういう場合は、おそらく、システム自体を白紙から作るんじゃないか?
それより安定性や、工数を削減するべきじゃないのだろうか?
自慢じゃないが、自分のコードはバグが多いぞ(笑)
と、今までの考え方を一蹴してしまいました。
DBの勉強をもっとやらねばと反省した次第であります。
羽生先生、大変参考になりました。これからは楽をして夜は寝るようにします。
(たぶんここは見ていないと思うけど・・・)


以上をもって私のレポートとさせていただきます。
岡田様、良い機会を与えてくれて感謝します。
また、こう言う機会があれば参加したいと思いますので、よろしくお願いします

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               guu-ml@reguler-c.com

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