[PHP-users 21628]Re: PHPの専門誌
SHIRAFU Makoto
escvel @ terra.dti.ne.jp
2004年 5月 12日 (水) 13:21:42 JST
こんにちは、しらふです。
Wed, 12 May 2004 10:42:07 +0900に
TASHIRO Daisuke <tashiro @ idea-sw.co.jp> さんから頂いた、
"[PHP-users 21619] Re: PHPの専門誌"へのお返事です。
> > ら続くことだと思うのですが、教育機関が教えるからと言って、何のメ
> > リットがあるのでしょうか?
> PHPに対して「好奇心」と「向上心」を持つきっかけを提供することが出
> 来ます。
おっしゃるとおり、この部分だけを切り出すと、一定の効用は期待でき
ると思います。
しかし、元の発言者は一連の流れの中で、もっと違った見方で発言され
ているように感じ、[PHP-users 21617]での発言をいたしました。
> 「教えなくても興味を持つ人」と「教えても興味を持たない人」と「教えられて
> 興味を持つ人」が居ますからね。教えられることによって興味を持つ人が増える
> のではないでしょうか。
たしかに、「教えられることによって興味を持つ人」の存在というのは
大事ですね。
しかし、元の発言者の方は、教育機関というのが、どの程度の部分を指
しているのかを提示されていません。
一連のやりとりの中で何度か出現してくる「高校生」というのをキー
ワードに考えた場合、高校で強制的に教えるほど「果たしてPHPはコン
ピュータ教育に適したものなのか?」という疑問を覚えます。
> 世の中の大多数の人は「PHP」を知らないわけですから、「知るきっかけ」を提
> 供しても良いと思います。
この文章はどこにかかってくるのでしょうか?
かかる部分が不明瞭な現段階での感想としては、穿った見方になるか
も知れませんが、PHPを知るきっかけを提供する場所が「専門誌」や
「教育機関」という所に占有される(べき?という)ような感じも受け
られます。
PHPが元々ネットワークで産まれ広まったものなら、ネットワーク上で
の「きっかけ」提供というのも重要だと思います。
その為にはネットワーク上でのコミュニティの"健全な"育成が必要だ
と思います。
ただし、ネットワークだけに限定してしまうと、デジタルディバイド
とかが発生してしまう可能性が多分にあると思うので、それを補完す
るものとして専門誌や教育機関など相互の存在の有用性はあると思い
ます。
> 「知るきっかけ」が専門誌や教育機関なわけですよね。
田代さんがおっしゃる点での相関性には大筋で納得がいくところがあり
ます。
ただ、元の発言者がされた論理の展開での「専門誌」と「教育機関」の
相関性は理解できません。
私感なのですが、元発言者の方は、最初にご自身が提議された話題に
反論などがあると、それに対する意見ではなく、論理の展開や飛躍
により争点を変えてしまうように思います。
故に、見識が狭い私は「何故そのような意見が出てくるのか教えて
ください」とお願いしております。
蛇足ながら。
私感として、PHPというのは専門誌として継続可能なものなのかと
いう疑問があります。
一定の需要はあるでしょうし、新しい技術なども日々出てきて、そ
れらを紹介、解説する媒体も必要だと思います。
しかし、これが専門誌として商業ベースで採算の取れる物なのかな?
というと私はそこにいささかの疑問を感じます。
(競合するような雑誌はすでにいくつか存在していますし)
特定のプログラミング言語やOSやRDBMS等のソフトウェアに特化した
専門誌もいくつかありますが、けして、その技術だけでページを埋
め切れてるとは言い切れていないのが現状だと思います。
あるいは、極端に特化して価格が高くなってしまうか…これも、
PHPのコモディティ化という観点からはズレてしまうような…。
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